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三仙台の陸地と岬

台湾の東に位置する三仙台。
台湾東部へ行くのも大変ですが、三仙台は、苦労して足を運んだ台東からでも車で1時間以上!
絶景というよりもはや秘境というべきスポット!

秘境だからこそ絶景があるんだよね!
三仙台には今すぐ行くべき理由がある!

三仙台は、元々細長く伸びる岬でした。それが海水に侵食された結果、岬の一部が島となり現在のかたちとなりました。
長い歴史と自然の変化によって生まれた場所ですから、時間を経てまた変わるかもしれません。そういう意味では、今いっておかないといけない絶景かもしれません。
三仙というのは、中国に伝わる伝説の仙人(呂洞賓、李鐵拐、何仙姑)の名前に由来しています。この三人の仙人が訪れたことのある場所なので三仙台と名付けられたんですね。
その仙人が訪れた場所にいくためのものがアーチ型の橋というわけです。ちなみに中国では、日本における七福神のような意味合いで八仙人というものがあるそうです。
八仙人をモデルにした小説もあるほどで、中国国内ではなかなかメジャーの存在のようです。橋を渡った先には波の激しい浸食によって生まれた崖や灯台があります。
ただし日本の観光地のように最後まで整備されていないので歩道も途中でなくなります。三仙台を完全制覇したい方は歩きやすい格好で訪れたほうがよさそうですね。
三仙台に架けられた橋とは?

三仙台にかけられたアーチ型の橋。名前は八拱橋といって、1987年に架けられました。近年では表面にひび割れやコンクリートの剥離が見つかるなど老朽化が目立っていましたが、2017年に3ヶ月に及ぶ改修工事を行い息を吹き返しました。
橋そのものが波を打っているように見えたり、その波打つ姿が龍が海の上を飛翔しているように見える形が観光客に人気となっていて、今では台湾の東海岸で有名な観光地。橋の上からは太平洋が一望でき、時間帯によっては雄大な朝日を望むことができます。
1周2時間ほどで周遊できる歩道が整備されているので、観光の際にも安心です。
その昔は、島だけが独立した状態で足を運びやすい環境が整っていませんでした。橋が架かっていなかった時代、観光客は引き際を見計らって海を渡って三仙台へ行っていたといいます。三仙台の面積は約22ヘクタール。東京ドーム4.7個分の面積です。
島自体は希少な動物が見られる自然保護区に指定されています。自然保護区ということは、島の周りの海もキレイで美しいサンゴ礁や見ているだけで楽しい色鮮やかな熱帯魚が泳いでいるのでダイビングスポットとしても人気です。
三仙台へはバスがオススメ!

遠いといわれる三仙台へのアクセスをご紹介します。
一番のオススメはバスです。台湾の庶民の足として親しまれているバスはとにかく便利。
おなじみ太川陽介さんと蛭子能収さんのコンビでおなじみローカル路線バスの旅も映画版の舞台は台湾です。
裏を返せば台湾はそれだけバスの交通網が発達しているということでしょう。
おすすめは台東市から出ているバス・台湾好行8101に乗ることです。
台東のバス停から三仙台まで約1時間45分。はっきりいって一筋縄ではいかない距離です。
地図で見ても台湾の東の果てにありますから、とにかく遠いです。しかし遠いからこそ格別の絶景を味わえることは言うまでもありません。
お値段は、片道192元。日本円で約700円ほど。(2019年2月時点)
オトクに絶景の旅を楽しみたい方には、299元の東部海岸一日券がいいですね。一日券なので往復しても1072円です。
2. 鉄道で「台東駅」下車、静埔行きの鼎東客運バスに乗り換え、「三仙台バス停」下車。
タクシーで行く場合は…

お金に余裕があるという方はタクシーで行くこともできます。ピンポイントで移動できるのでバスより早くつきます。大体1時間10分ぐらいでしょうか。
気になる運賃は、臺東轉運站から片道で1200元=4300円ほどです。(2019年2月時点)日本のタクシー料金から考えれば安いですので、何人かで割り勘であればいいかもしれません。
ただし気をつけてもらいたい点が1つ。三仙台からいざ帰ろうと思っても、そこにタクシーがいないことが多いです。バスで帰るかタクシードライバーに待っていてもらうかの2択があります。
それだったらいっそタクシーをチャーターした方が安いかもしれません。こちらでタクシーをチャーターするプランがあるので気になった方はチェックしてみてください。
コメント
[…] 花蓮には他にも絶景スポットとして知られる三仙台がありますね。南北に約38km、東西に約41km、総面積9万2000ヘクタールという広大な敷地を持つ公園。 […]